ここではブライダル業界で従事していた私が、結婚式費用をクレジットカードで支払うメリット・デメリットについて解説します。
結論からお伝えすると「結婚式費用はクレジットカードで支払うべき」です。
理由としては、支払うことでポイントやマイルを貯めることができるから。
おすすめのカードについても詳しくお伝えしますね。
結婚式費用の支払い方法は大きく3つ
結婚式のお金の払い方は大きく3つに分かれます。
- 現金振り込み
- 現金の手渡し
- クレジットカード
それぞれの支払い方法のメリット・デメリットを見ていきましょう・
現金振り込み
銀行ATMや郵便局を通じての振り込みになります。
- メリット:式場まで行く必要がない
- デメリット:振り込み手数料がかかる
メリットとしてはお金を払うために結婚式場に行く必要がない点があります。
一方で振り込み手数料がかかってしまうというデメリットも。
結婚式の費用にもよりますが、金額によっては振り込み手数料も多くなってしまいますよね。
現金の手渡し
結婚式場にて直接手渡しで払う方法もあります。
- メリット:振込先の間違いがなく安心・手数料がない
- デメリット:多額の現金を持ち歩く必要がある
振り込みの場合、振込先を間違えてしまうことも起こりえます。一方で、現金手渡しであれば、そのミスはないですよね。
しかし、多額の現金を持ち歩くのは少し怖さもあります。
式場に着くまでに落としたらどうしようと不安に感じる花嫁も多いようです。
クレジットカード
結婚式の支払いで最もおすすめするのがクレジットカード払い。
- メリット:支払いでポイントやマイルが貯まる、実質後払いにできる
- デメリット:利用できる式場がまだ少ない、上限を引き上げる必要あり
振り込みや手渡しと比べ、クレジットカード払いに対応している式場がまだ少ないのはデメリットですが、少しずつ増えています。
クレジットカード払いのメリットは支払いでポイントやマイルが付与される点。
多額のお金がかかる結婚式だからこそ、ポイント還元をしっかり受けたいですね。
結婚式費用をクレジットカード払いするメリット
ここからは結婚式の費用をクレジットカード払いするメリットをより詳しくお伝えしていきます。
- マイルやポイントが貯まる
- 支払いを実質後払いできる
それぞれ見ていきましょう。
マイルやポイントが貯まる
クレジットカードで結婚式費用を支払うことでマイルやポイントが貯まります。
例えばポイント還元率が1%で、結婚式費用が300万円だった場合、下記のように。
- 300万円の支払い→3万円分のポイント
支払いにカードを使うだけで、3万円分得するということになります。
現金振り込みではポイントが付与されるどころか、振込手数料がかかってしまいます。
クレジットカード払いができる結婚式場であれば、迷わずクレジットカードを選択しましょう。
支払いを実質後払いできる
結婚式の費用の支払いは、ほとんどの場合が「前払い」になります。
しかし、クレジットカードを使うことで、実質の支払いが結婚式の後になります。
例えば、1/15に結婚式を行う場合…
- 一週間前の1/8に支払い(クレジット)→2月末引き落とし
引き落とし日までに時間があるので、お祝儀を集計してからカードの引き落とし口座に入れておくことができます。
現金での前払いだと、事前に数百万円を用意し、式場に払っておく必要があるので多額の貯金が必要になります。
一方でクレジットカード払いであれば、お祝儀をもらった後に支払えるので、貯金もそこまで必要になりません。
後払いにできるのもクレジットカード払いの大きなメリットです。
結婚式費用をクレジットカード払いするデメリット
一方で結婚式費用をクレジットカード払いするデメリットもありますよ。
- クレジットカード払いできる会場が少ない
- 上限を一時引き上げする必要がある
それぞれ解説します。
クレジットカード払いできる会場が少ない
結婚式の支払い方法は現金での支払いがまだ主流になっています。
対応している式場が増えつつありますが、まだクレジットカード払いができる式場は少ないのはデメリット。
クレジットカード払いしようと思ったのに使えなかったらショックですよね。
そのため、クレジットカード支払いができるかはブライダルフェア参加時に確認しておくといいでしょう。
事前に聞いておくことで、支払い時に慌てることがなくなります。
また、ブライダルフェアに参加する場合は、ウエディングサイトが実施している商品券のキャンペーンを活用するとさらにお得です。
無料のブライダルフェアに参加するだけで、数万円分の商品券や電子マネーギフトがもらえますよ。
上限を一時引き上げする必要がある
結婚式の費用をクレジットカード一枚で支払う場合、カードによっては上限を引き上げる必要があります。
特に年会費無料で、上限が100万円以下のクレジットカードの場合、結婚式費用全ての支払いは難しいですよね。
クレジットカードの上限引き上げはできますが、サポートデスクに電話する必要があるなど、手間がかかってしまうデメリットも。
クレジットカードの利用金額を一時引き上げする方法
クレジットカードの利用金額を一時的に引き上げる方法は、大きく下記の2つの方法があります。
- クレジットカードのサポートデスクへ電話
- クレジットカードの管理サイトから申し込む
クレジットカードによっては、管理サイトを使ってWeb上で簡単に引き上げができることも。
しかし、引き上げできる金額が決まっていたり、一時的でなく、継続的に上限金額を上げる機能になっていることも少なくありません。
確実なのは、クレジットカード裏面にあるサポートデスクに直接問い合わせて、引き上げの交渉をすること。
結婚式で利用することや、利用するおおよその金額を伝えると、一時的に引き上げに応じてもらえます。
結婚式の費用と日常使いする合計金額をあらかじめ計算して、金額に余裕を持って上限金額を決めるといいでしょう。
結婚式費用の支払いにおすすめのクレジットカード4選
ここからは結婚式費用の支払いにおすすめのクレジットカードをお伝えします。
- ANAアメックスカード
- 楽天カード
- アメリカンエキスプレスカード
- イオンカード
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ANAアメックスカード
ANAアメックスカードの特徴は下記の通り。
- 年会費7,700円(税込)
- カード入会・継続でボーナスマイル各1,000マイル
- ポイント還元率1%、マイル付与率2.5%
- 空港ラウンジや手荷物無料宅配サービスが利用可能
カード入会や継続で1,000マイル付与されたり、カードの支払いで貯まったポイントを高還元率でマイルに交換できたりするのは、ANAアメックスカードの大きな魅力。
頻繁に飛行機に乗る人はANAアメックスカードか、ANAアメックスゴールドカードを持っておくといいでしょう。
楽天カード
付与される楽天ポイントの使い道が多いのも魅力です。
- 年会費は無料
- 楽天ポイントが100円の利用につき1ポイント貯まる
- 楽天市場や楽天ブックスでの利用は還元率3%に
日常的にも使いやすいカードのため、一枚持っておくといいでしょう。
アメリカンエキスプレスカード
アメリカンエキスプレスカードの特徴は下記の通り。
- 月会費1,100円(税込)
- カード入会でポイントやギフト券がもらえる
- 基本のポイント還元率が0.5%
- 空港ラウンジが利用可能
基本のポイント還元率は0.5%なので、ANAアメックスカードやマリオットボンヴォイアメックスプレミアムカードと比べると、少し見劣りします。
ただし、月会費が1,100円と、たくさんあるアメックスカードの中でもオーソドックスな会費なので、手軽に持ちたい人にはおすすめのカードです。
イオンカード
- 年会費無料
- クレジットカードの利用でときめきポイントが貯まる
- ときめきポイントはWAONに交換可能
貯まったポイントをWAONに交換して使うことで、日用品の節約に繋がりますよ。
結婚式費用をクレジットカードで支払うメリット・デメリットまとめ
結婚式費用をクレジットカードで支払うメリットとデメリットを見てきました。
メリットがこちら。
- マイルやポイントが貯まる
- 支払いを実質後払いできる
デメリットがこちら。
- クレジットカード払いできる会場が少ない
- 上限を一時引き上げする必要がある
多額のお金が必要な結婚式だからこそ、支払いをクレジットカードで行うことで、マイルやポイントが多く付与されます。
現金払いだと、付与どころか振込手数料がかかってしまうので、できるかぎりクレジットカード払いを選択しましょう。
クレジットカードは発行まで時間がかかる&結婚式の支払い日の1ヶ月前には一時引き上げを行なっておく必要があるので、早めに作っておくといいでしょう。